緑のカーテンの夏・アーカイブ~その2

2008年11月28日


アーカイブその2は、前回同様、リブランサービス1Fの「緑のカーテンぷらざ」

で開催した、エコミックス講座vol.7「夏休み自由研究講座」です。

緑のカーテンの涼しさのヒミツを、サーモカメラや放射温度計といった装置を

使いながらひも解きます

その様子はエコミックスクラブでもお伝えしていますので、そちらもぜひご覧ください!

ヒビフトでは、その資料作りの裏側もお伝えしちゃいます☆

…資料作りの際に考えたこと。それは、誰もが知っている町並みや建物の熱画像を

見てもらうことで、ヒートアイランドの原因の一つになっている放射熱について、

もっと身近に感じてもらおう!ということです。

そこで…会場となる「緑のカーテンぷらざ」の周辺はもちろん、

都内各地を「サーモカメラ隊」を結成して、熱環境調査に出かけました~♪

コチラはスタート地点の「緑のカーテンぷらざ」の前。

緑のカーテンぷらざ前.jpg緑のカーテンぷらざ前サーモ画像.jpg

 

強い夏の日差しで、コンクリートで出来た路面の温度が高くなっている様子が、

良くわかりますね。それに比べ、緑のカーテンなどの植物がある場所は

低い温度に保たれています。次に、ぷらざのある志木駅前の画像が、これだ~1・2・3!

とっても暑い志木駅前.jpgとっても暑い志木駅前サーモ画像.jpg

 

路面や建物、車の表面温度は、実に50℃を超えています!

これらの物質からの放射熱によって、町の温度はさらに上昇します。

ちなみに、こんなに暑くても木などの植物は低い温度に保たれています。

この、低い温度に保たれる秘密が「植物の蒸散作用」にあります。

根から吸った水分が、葉の「気孔」という器官から蒸発することを「蒸散」と

呼びますが、その蒸発する際に「気化熱」が必要となり、葉の表面から熱を奪うのです。

それにより、葉の表面温度が低く保たれるんですね~!

そして、この働きをちょっと利用させてもらう「自然のスダレ」が緑のカーテンなのです

さてさて、いよいよ都内の熱画像の公開~!

国会議事堂の画像.jpg
国会議事堂の熱画像.jpg

 

じゃじゃ~ん!「国会議事堂」です。この日は午後から曇り空だったのですが、

議事堂に続く道路の表面は、日光を遮るものが何もないために、かなり暑くなってしまい、

まるでオーブンの上を歩いているような感じ!

この日は、皇居や東京タワー、東京ミッドタウンなども激写してきましたが、

怪しい機材を片手に都内を移動する「サーモカメラ隊」…かなり目立っていました。。。

そんな汗の結晶が「夏休み自由研究講座」の資料になったという訳です。

 石川先生の授業.jpg

講座の開催日となった

8月24日は、あいにくの

雨でしたが、たくさんの

子どもたちが

集まりました♪

今回の先生は、いつも

緑のカーテン応援団

共に活動している、

「石川先生」です。

石川さんは、普段、練馬区の小学校で理科を教えていて、

日本エネルギー環境教育学会の理事もされています。さすがに、現役の先生ということで

この日の講座はとっても分かりやすく、楽しい授業でした!まるで、でんじろう先生?!

スダレ実験.jpgスダレを二つ用意して、片方はそのまま

新聞紙を、もう片方は霧吹きで濡らした

新聞紙をスダレの表面につけて、

スダレに工事用のライトを当てます。 

すると…あれあれ??

霧吹きで濡らした新聞紙の方は

暑く感じないぞ?

…そうです。その秘密が、水分が蒸発する

時に奪う「気化熱」にあるんですね!

植物の蒸散作用と同じことが起きて

いるんです。こうして、緑のカーテンの

効果を疑似体験することが出来ました。

それから、町中に出て暑いところ探しです。

この日は雨なので、日射によるコンクリートなどへの蓄熱はあまりありませんが、

エアコンの排熱や自動車の熱などの、町中に潜む熱源を探ることが出来ました。

初めてのサーモカメラ♪.jpg初めての

サーモカメラに、

みんな興味津々です♪

こうして、志木の駅前

周辺のサーモ画像を

撮影して、放射温度計

を用いて、色々な場所の

表面温度を計測。

「緑のカーテンぷらざ」

に戻ってきたら、どこが暑くて、その原因はなんだったのかを

地図上にプロットしていきます。そして、涼しくする方法をみんなで考えてみました!

暑さの原因を探ろう!.jpgすると、色々なアイディアが飛び出します

緑のカーテンの他にも、同じように水の蒸発

による気化熱の効果を利用した、「打ち水」や

うちわを扇ぐことで、涼しさを得ること。

かき氷を食べる!という考えもありだね☆

それから、風鈴によって耳でも涼しさを

感じよう!というのもグッドアイディアでした。

暑ければ何も考えずに「エアコンのスイッチ

をON」にする、という暮らし方が、

「工夫して涼しさを作りだす」暮らしにシフト

すること。そういう感性を育むことが、

これからの環境問題を考える上で、とても

大切になってくるのだと思います。

この日、ここに集まってくれた子どもたちが社会の中核を担う大人になるころ…

それは、まさに2050年。

世界全体で2050年までにCO2の排出量を半減しようという長期目標が達成出来るかは、

彼らのエコマインドを創造することで、環境をベースに活動できる社会を生み出していく

ことに、かかっているのではないでしょうか。そんな想いを馳せるイベントとなりました☆

 

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